【2023年確定版】八方池の見どころ、おすすめ、アクセス情報【長野旅行】

唐松岳の東部、白馬村の中心に伸びる八方尾根。その中腹のやや二重稜線になった部分の窪地に八方池は存在します。
八方池は、雪に押し出された土砂の堆積により、自然が作りだした神秘的な天然池です。
雪解け水や雨水でできたその池は、白馬三山を水鏡のように映します。水深は最も深い地点で4.4メートル。八方池の付近には種類豊富な高山植物も多く自生し、サンショウウオやモリアオガエルなども生息しています。

八方尾根の中腹に位置する八方池。標高2060ｍにあるこの池は、アメリカのニュース専門放送局・CNNが発表した「日本の最も美しい場所31選」にも選出されました。鏡のように景観を映し出す池は、風のない日には周囲を散策する観光客まではっきり映り込むほど。早朝の時間帯が天候も安定し、光が綺麗なので写真撮影におすすめです。
八方尾根は蛇紋岩という特質な地質の影響から、2500ｍ以上の高山でしか見られない347種類もの高山植物を見ることができ、その中には「ハッポウ」の名がつく固有種が数種あります。通常では現れないはずの低い標高に希少な高山植物が生育し、高い標高に低山する植生する植物が生育している逆転現象が起こっているのが八方尾根の特徴です。
コース上は岩がごろごろとした場所がありますが、比較的綺麗に整備されているので歩きやすく、「登山が苦手」という方や、子どもから大人まで楽しめます。白馬村を訪れたら、ぜひ一度は行ってもらいたい絶景スポットといえるでしょう。