【2023年確定版】旧三笠ホテルの見どころ、おすすめ、アクセス情報【長野旅行】
明治39年、実業家の山本直良氏により創業された旧三笠ホテルは、避暑客の社交場として、明治39年から戦中・戦後の中断期を除く昭和54年の64年間、軽井沢の土地と共に歩んできました。
純西洋風の美しい木造建築は、その後移築・保存され、昭和55年(1980)に国の重要文化財に指定され、一般公開され始めました。
また明治から昭和にかけて財政界・文化界などの多くの上流階級に愛され、「軽井沢の鹿鳴館」とも呼ばれていました。
旧三笠ホテルとは?見どころは?
日本の上流階級から愛された歴史ある純西洋風ホテル
旧三笠ホテルの名称は、ホテル前方の愛宕山が奈良県の三笠山に似ていることに由来するといわれています。
建築物としての最大の特色は、日本人技術者のみの手によって建てられた点といえるでしょう。設計は岡田時太郎、万平ホテルの佐藤万平が監督を務め、土地の大工たちにより施工されました。
また旧三笠ホテルは、海外の優れた建築特色を積極的に取り入れられました。西翼に多角形の張り出しと塔屋を設けて左右対称を破った全体の構成や、持送りを付けた軒などの優れた外観が特徴的です。内部はロビーの雑作が良く、暖炉や照明器具、衛生陶器などは歴史あるものが今もそのまま残されています。太い縁の窓枠と、幾何学模様のガラス窓も当時からのものが残されており、景色が歪んで見えるのも特徴です。当時の宿帳には内外の錚々たる文人や財政界神などの名を連ね、渋沢栄一などが利用した部屋も見学することができます。入口や廊下は少し狭めですが、客室はゆったりしており、今も歴史的な高級感が漂っています。
旧三笠ホテルの基本情報
アクセス
《車》碓氷軽井沢ICより約17分。
《公共交通》軽井沢駅より草軽交通バス「北軽井沢」方面行に乗車、「三笠」で下車。徒歩約2分。
料金
大人:400円\n小人:200円
電話番号
0267-45-8695
営業時間
9:00~17:00\n(保存修理工事の為、長期休館中。再開館は令和7年4月頃予定)
住所
〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1339-342
駐車場
あり