【2023年確定版】軽井沢高原教会の見どころ、おすすめ、アクセス情報【長野旅行】

軽井沢高原教会は、大正10年(1921)に材木小屋で建てられた「芸術自由教育講習会」が原点として誕生した教会です。当時キリスト教思想家である内村鑑三をはじめとし、詩人の北原白秋、小説家の島崎藤村らの文化人が教会に集い、語りや学び場として利用されました。「遊ぶことも善なり、遊びもまた学びなり」という理念はこの歴史から生まれたものです。内村鑑三は、その後この教会を「星野遊学堂」と名付け、思想や宗教に捉われずに交流できる布教の場としました。

第二次世界大戦後、一度名付けられた「星野遊学堂」は「軽井沢高原教会」と改名しました。原点である「星野遊学堂」の木製看板は、今も変わる事なく建物の正面に掲げられています。
教会の中はやわらかな光が差し込み、正面の三角窓からは美しく変化する自然が見えます。地上から屋根に向かって三角形となっているこの建物は幾度か改修を重ねていますが、このような建築物は当時の教会としては初めてだったといわれています。
軽井沢といえば、リゾートウェディングとしても有名なスポットです。この教会では昭和49年(1974)に、軽井沢で初めてとなるキリスト教信者以外の挙式を受け入れたとされています。星野遊学堂の理念が今もなお受け継がれているこの教会では、この教会で挙式をあげるカップルが後を絶ちません。
1年を通じて様々な教会行事も開催されています。サマーキャンドルナイトやクリスマスにはイルミネーションなども楽しめるので、立ち寄られてはいかがでしょうか。